航空機内での無線機器の利用制限が緩和されつつあります。
http://www.ana.co.jp/sp/dom/checkin/rules/inflight.html
今回はそれに合わせて、機内放送を『Bluetoothによるワイヤレス』+『ノイズキャンセリング』で利用することにチャレンジしてみます。
【はじめに】
まずは簡単に背景を説明しておきます。
昨年の初めごろ、仕事で北米に出張しました。
帰路はニューヨークからで、『ニューアーク→サンフランシスコ』で約6時間半、『サンフランシスコ→関空』で約12時間の、合計18時間半を超える非常に長時間の移動を経験しました。その出張に合わせ、機内を少しでも快適に過ごすため、SONY ウォークマン NW-M505を購入しました。
このウォークマンの最大の特徴はBluetoothによって様々な機器とワイヤレスで繋がれる上、それをノイズキャンセリング付きで利用できる点です。私は既に複数のスマホやタブレットを持っていたので、それらすべてをノイズキャンセル+ワイヤレスで利用できるのは非常に魅力でした。さらに、Bluetoothでハンズフリー着信できるなど、スマホと一緒に利用することを想定して作られている、スマホフレンドリーなウォークマンです。
ここまでなら他のBluetoothレシーバーでも同様の機能を有するものがあります。ここはウォークマンブランドを名乗るだけあり、単体でも16GB分のメモリを積んでおり、単独でも高音質で利用できるのが同種の製品に対するアドバンテージになっております。
(残念ながら、公式サイトでは2016年2月現在で生産完了となっています)
実際に航空機内で使用しましたが、期待通り機内の騒音を消してくれます。本機にはノイズキャンセルに「航空機モード」があるので、より適した周波数帯のノイズをキャンセルしてくれます。
ただ、問題もありました。
ウォークマンの問題ではないのですが、18時間を超える移動を音楽だけで過ごすには限界があります。座席のモニタで映画のラインナップを見ると、たまたまでしょうが、魅力的な作品がたくさん並んでおりました。せっかくなのでこれらを視聴しようとしたのですが、そこはエコノミーシート(今回はプレエコでしたが)の限界。機内設置のヘッドセットでは音質が悪いうえ、ノイズキャンセルが聴かないのでボリュームを上げて対応するしかありません。
それまで、ノイズキャンセルで利用していた身からすると天と地ほどのギャップに打ちひしがれました。上級シートのヘッドセットではノイズキャンセル付きとも聞きますが、そこは金銭的制約の大きいサラリーマン。何とか安価に機内放送をノイズキャンセル付きで利用できないかと検討を始めた次第です。
では、具体的にどのように対応したかは、次の記事で詳細をお伝えしたいと思います。
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