ASUSが台湾にて、ZenWatch 2のマイナーチェンジモデルを発売しました。当初は「ZenWatch 3とまでは言えないけど、ZenWatch 2.1といってもいいのではないか?」と思える印象でしたが、良く調べていくと改悪かもしれない内容だったので、簡単にまとめます。
今回、ASUSは同社のAndroid Wearスマートウォッチ、ZenWatch 2の高速充電モデル(快充進化版)を台湾で発売しました。15分間で60%の容量まで充電できるとのことです。
従来のモデル(現在日本で販売されているモデル)は『約36分で全容量の約50%まで急速充電が可能』とされていたので、2倍以上の速さで急速充電できることになります。
突然のマイナーチェンジで驚きですが、それ以外の違いは特に見当たりません。
ZenWatch 2 高速充電モデル(快充進化版) |
ZenWatch 2 現行モデル(日本) |
日本と台湾の公式画像を並べてみましたが、ウォッチフェイスを含め、全く一緒のように見えます。
一般的にこういった改良は販促材料になるので、ニュースリリースなどでの公式発表が行われるのですが、台湾ASUSの公式サイトではそうした発表を見つけることはできませんでした。
しかも、公式通販サイトでは従来の充電性能をうたった画像を使い続けていたりします。
(充電時間は初代ASUS ZenWatchより約35%速く、約36分で約50%のバッテリー充電が可能)
違和感があったので、日本の現行モデルと台湾の高速充電モデルの詳細なスペックを比較してみました。すると、電池容量が減っていることに気づきました。
日本(現行モデル) | 台湾(高速充電モデル) | |||
型番 | WI501Q | WI502Q | WI501Q(BQC) | WI502Q(BQC) |
バッテリー容量 | 400mAh | 300mAh | 380mAh | 290mAh |
以下は台湾公式サイトのスペック表ですが、きっちり両方のバッテリー容量が記載されていました。
日本の現行モデルも台湾の高速充電モデルも1.5日のバッテリー駆動時間をうたっているので、バッテリー容量の差がどこまで駆動時間に影響するのかは直接比較しなければわかりません。ただ、OSは共通でハードウェア的にも大幅な変更は加えていないように見えます。公式発表がない点や、ZenWatch 2.1をうたわないあたりからして、充電速度以外のメリットはなく、駆動時間は同等かそれ以下と想像するのですが、いかがでしょうか。
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